自主行動基準
一般社団法人不動産証券化協会の自主行動基準
不動産証券化商品市場が、不動産市場と金融・資本市場を融合した新たな資産運用の場として有効に機能し、持続的に発展するためには、投資家の市場の健全性に対する信頼が不可欠である。従って、事業者がその専門職能に相応しい公正かつ適切な事業活動を行うための自主ルールを設定し、これを励行することが、投資家との間に信頼関係を確立するうえで極めて重要である。 このため、一般社団法人不動産証券化協会は、不動産証券化事業の当事者である本協会会員が、その社会的使命を自覚のうえ遵守すべき倫理・行為規範として、以下の自主行動基準を定め、その普及・定着を図ることとした。
1.投資家ニーズに合致した商品性の確保
会員は、投資家が積極的に市場参加できるよう、投資家ニーズに合致した商品・サービスの提供に努める。
2.適切な情報開示
会員は、投資家が合理的な選択と判断ができるよう、常に正確で適切な情報の提供に努める。
3.投資家に対する誠実な対応
会員は、投資家からの問い合わせ、クレーム等に対して誠実に対応する。
4.受任者としての責任
会員は、高い専門性を有する受任者として、投資家その他との信任関係に相応しい行動に努める。
5.法令等の遵守
会員は、関係法令ならびに本協会の定める定款、規則等を遵守する。
6.専門知識と職業倫理の徹底
会員は、不動産証券化商品市場の健全な発展に資するため、従業者の専門知識の習得と職業倫理の徹底に努める。