スピーカー紹介

川北 英隆(かわきた ひでたか)
京都大学大学院 経営管理研究部 教授 経済学博士(京都大学)

1974年京都大学経済学部卒業。同年日本生命保険相互会社入社、(株)ニッセイ基礎研究所主任研究員、資金証券部長、取締役財務企画部長を経て、2003年退職。中央大学国際会計研究科特任教授、同志社大学政策学部教授の後、2006年より現職。現在、財政制度等審議会臨時委員、厚生労働省独立行政法人評価委員会委員、同省社会保障審議会臨時委員、預金保険機構優先株式等処分審査会委員、日本私立学校振興・共済事業団資産運用検討委員会委員長、日本価値創造ERM学会副会長、日本ファイナンス学会理事等を務める。

フィリップ・チャールズ(Philip Charls)
欧州上場不動産投資協会(EPRA:European Public Real Estate Association)CEO

欧州競争法専門の弁護士としてキャリアをスタートした後、INGに移籍し、25年近くに渡って、大西洋の両岸で最高レベルの管理能力を発揮した。その後、こうした経験を買われて、オランダ商工会議所のベルギー・ルクセンブルグ担当のゼネラル・マネジャーに就任。2007年9月、EPRAにてCEOに就任した。
EPRAとは、欧州の大手不動産会社、投資会社、コンサルティング会社等、200社以上が加盟する非営利団体であり、欧州上場不動産業界の代弁者といえる。会員の運用する不動産の総額は約2,500億ユーロ(約27兆円)。EPRAは、欧州上場不動産会社への投資を促進するため、投資家向け情報提供の向上、事業環境全般の改善、ベストプラクティスの奨励、業界の団結と強化等に取り組んでいる。

フレイザー・ヒューズ(Fraser Hughes)
EPRA リサーチ・ディレクター

ロンドンにおいて数々の投資関連業務に従事した後オランダに移り、2001年にEPRAに入社、世界の不動産株式等に関する代表的なベンチマークとなっているFTSE EPRA/NAREIT世界不動産インデックス・シリーズの開発を担当。不動産株式等を対象とする上場投資信託(ETF)市場の創設にも尽力した。種々の刊行物においてレギュラー執筆者を務め、数多くの不動産関連のカンファレンスで講演を行っている。シティ大学ロンドン(City University, London)において、学士号(金融)、修士号(投資運用)を取得。

井上 淳二(いのうえ じゅんじ)
タワーズワトソン株式会社 インベストメント部門
シニア・インベストメント・コンサルタント

神戸大学経済学部卒業。マンチェスター工科大学大学院 経営科学修士課程修了(MSc)。住信基礎研究所において約15年、不動産事業ならびに不動産投資に関するリサーチおよびコンサルティング業務に従事し、私募ファンドのデューデリ・モニタリングビジネスを立ち上げ。2007年からタワーズワトソンにおいて企業年金の資産運用コンサルティングおよび不動産マネジャー・リサーチに従事。不動産投資に関する講演・論文執筆多数。ARES年金不動産投資小委員会委員。大妻女子大学非常勤講師。

米澤 康博(よねざわ やすひろ)
早稲田大学 大学院ファイナンス研究科 教授

1974年横浜国立大学経営学部卒業、1981年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、1996年経済学博士(大阪大学)。(財)日本証券経済研究所、筑波大学社会工学系講師、助教授、教授、横浜国立大学経営学部教授を経て、2005年より現職。その間1995〜1996年、大阪大学大学院国際公共政策研究科客員助教授。専門分野は、年金ALM、企業金融等。日本ファイナンス学会、証券経済学会理事。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)運用委員会委員長を務めた(〜2010年3月)ほか、現在、社会保障審議会委員、国家公務員共済組合連合会資産運用委員会委員、独立行政法人勤労者退職金共済機構資産運用評価委員会委員等を務める。


榎本 英二(えのもと えいじ)
野村不動産投資顧問株式会社 代表取締役副社長 営業本部長

1985年慶應義塾大学経済学部卒業。1985年野村不動産入社、経理・総合企画・商品開発・資産運用事業に携わる。2004年投資企画部長、2008年執行役員 資産運用カンパニー副カンパニー長兼運用企画部長就任、現在に至る。1990年大手米国年金基金との米国不動産投資を開始し、1997年からは日本の不動産投資に着手、2001年不動産私募ファンド運用のため、野村不動産インベストメント・マネジメント株式会社設立。2002年には日本の運用会社による初めてのオポチュニティファンドである日本不動産オポチュニティ・ファンド(JOFI)の組成・運用を手がける。2004年以降、同社の安定型不動産私募ファンド(Smileシリーズ)の組成に携わり、2005年野村不動産投資顧問株式会社を設立、不動産証券化商品への投資に着手。 宅地建物取引主任者、日本不動産鑑定協会会員、日本証券アナリスト協会検定会員。

小川 剛宏(おがわ たけひろ)
みずほ信託銀行株式会社 投資業務部 参事役

1986年横浜国立大学経済学部卒業、同年安田信託銀行(現みずほ信託銀行)入社。東京支店、資本市場部、コンサルティング部などを経て、1997年より受託資産運用本部(現運用ユニット)に在席。主に企業年金の資金による不動産投資に携わる。市場草創期からJ-REITに注目し、2003年から年金資金でのJ-REIT投資を開始。2004年にグローバルREITファンド、2009年にフルエクイティ型の年金向け不動産私募ファンドを立ち上げるなど、年金資金の効率的な不動産投資の方法を探求するとともに、J-REITおよび不動産投資市場の健全な発展に向けての意見提言を行っている。

小夫 孝一郎(おぶ こういちろう)
ドイツ証券株式会社 不動産投資銀行部 ディレクター
RREEF日本・韓国リサーチヘッド

東京大学経済学部卒。1995年、住友銀行(現三井住友銀行)入行。98年より同行調査部アナリスト。2001年より、同行ロンドン駐在のシニア・リサーチ・アナリストとして欧州不動産・テレコムセクターの調査を担当。2006年より同行企業調査部(東京本部)にて建設・不動産チームのグループ長を歴任。2007年よりドイツ証券不動産投資銀行部にて、またRREEF(リーフ)の日本リサーチヘッドとして、日本及びアジア太平洋地域の不動産市場の調査を担当。2011年より韓国リサーチも兼任。セミナーやコンファレンスで講演多数。投資家向け不動産季刊誌『RREEF ジャパン・クオータリー』を執筆。

     
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