ARES-PREA Pension Forum 2009

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講演者

川口 有一郎
早稲田大学大学院ファイナンス研究科 教授

1955年生まれ。91年東京大学にて工学博士の学位取得。96年英国ケンブリッジ大学土地経済学科客員研究員を経て、99年から明海大学不動産学部教授。2000年に新しい実学「不動産金融工学」を創り始める。東京大学空間情報科学研究センター、京都大学経済研究所金融工学センター、慶應義塾大学メディア研究科で客員教授を経て、2004年4月から早稲田大学ファイナンス研究科で不動産ファイナンスコースを担当。日本不動産金融工学学会会長、アジア不動産学会やアメリカ都市経済・不動産学会等において研究活動を行う。また、社団法人不動産証券化協会「教育・資格制度委員会」委員。主な著書に『リアルオプションの思考と技術』『International Real Estate』『入門・不動産金融工学』『不動産金融工学』など多数。


レイモンド・トート (Raymond Torto)
シービー・リチャードエリス (CB Richard Ellis)
グローバル・チーフエコノミスト

CBREのグローバル・チーフエコノミスト。事業用不動産市場に関する世界規模のアナリストチームを統括、マクロ経済及び世界不動産市場に関するメインスポークスパーソンを務める。

マサチューセッツ州の政府や地方自治体でキャリアをスタートし、様々な政策やライン部門管理を成功に導く。公共部門で実績を積んだ後、マサチューセッツ大学経済学教授/公共政策研究所長として勤め、学界において専門家としての経験や知識を積み、事業用不動産調査会社、トート・ウィートン・リサーチ(TWR)の創始者兼代表者となる。現在、「TWR」は名称を「CBRE Econometric Advisors」と変更し、世界の機関投資家にアドバイザリーサービスを提供している。

著書4冊の他、金融市場・不動産・税務政策関連の執筆多数。学会やセミナーの講師としても活躍。また、国際的な非営利教育研究機関、アーバン・ランド・インスティテュート(ULI)や、米不動産学会をはじめ、多くの不動産関連団体でも精力的に活動している。米国不動産カウンセラー(CRE)資格を持ち、米国年金不動産協会(PREA)や、フェローでもあるリアルエステート・リサーチ・インスティテュート(RERI)等、多くの企業や業界団体の理事も務める。2007年には、パートナーであるビル・ウィートンとともに、優れた不動産研究を評価され、PREAのJames A. Graaskamp賞を受賞した。


ティモシー・ベルマン (Timothy Bellman)
INGリアルエステート・インベストメント・マネジメント
リサーチ&ストラテジー グローバルヘッド

2004年ING入社、香港にて勤務。香港に16年在住し、アジアの不動産マーケットに関するコメンテーター及びプレゼンターとして知られる。現在も同社のアジア投資委員会メンバー。ING入社以前は、ラサール インベストメント マネージメントにて香港のインベストメント・ストラテジスト、またジョーンズラングラサールにてアジア太平洋地域のリサーチ・戦略部門ヘッドを務める。2007年にロンドンに移り、世界各地にまたがるINGの不動産アナリスト53名からなるチームのヘッドに就任。
ケンブリッジ大学、レディング大学にて学び、リサーチ、及びマクロ経済の手法と定性的データを統合したフォアキャスティング・プロジェクトの専門家。アジアン・リアルエステート・アソシエーションのリサーチコミッティ委員長。

モデレーター・パネリスト

<モデレーター>
山口 登
野村證券株式会社  フィデューシャリー・サービス研究センター
シニア・エグゼクティブ・アドバイザー

1966年東京外国語大学卒業。同年(株)日本交通公社入社、ロンドン、ニューヨークで合計11年3ヶ月勤務を経て、1997年7月よりJTB 企業年金基金常務理事・運用執行理事、2003年6月より2005年9月末まで同基金副理事長・運用執行理事。2006年1月メリルリンチインベストメントマネジャーズ(株)顧問就任。2007年1月野村證券(株)金融経済研究所金融工学研究センター シニア・エグゼクティブ・アドバイザー就任。2007年6月フィデューシャリー・サービス研究センターに組織変更、現在に至る。企業年金連合会元参与。企業年金連絡協議会顧問、コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所国際諮問委員を兼務。


<パネリスト>
小町 利夫
企業年金連合会 年金運用部 不動産グループ グループリーダー

1976年早稲田大学大学院建設工学修士課程卒後、同年野村不動産入社。建築部、商品開発室、住宅販売部、支店、資産運用部等勤務後、都市開発部課長(北与野、野方再開発)。1988年ビル事業本部ビル営業部次長、主に新規ビル企画・テナント営業を7年担当。1996年ビル事業部、東戸塚駅前開発等の事業再構築に従事。2000年資産運用カンパニー発足時異動、カンパニー長補佐、不動産証券化業務を行う。AM、リサーチ等を担当。2007年4月 より企業年金連合会年金運用部不動産担当部長。
主な論文等(共著)2003:総解説ファシリティマネジメント共同執筆(日本経済新聞社JFMA編)、2004:既存ビルのバリューアップとリスクマネジメント(2004建築設備技術者会議)2006:不動産市場での建築再生と新しい価値の創造(日本建築学会/総合論文誌第5号) 2007:病院施設流動化の研究(JFMA FORUM2007)


<パネリスト>
有森 鉄治
三菱地所投資顧問株式会社 代表取締役社長

1980年4月三菱地所株式会社入社。1991年米国カリフォルニア州ロサンゼルスの同社現地法人に出向。1998年三菱地所に復職。都市開発事業部副長などを歴任した後、2001年三菱地所投資顧問株式会社資産運用部長に就任。2003年取締役資産運用部長に昇格。2005年4月代表取締役社長に就任。


<パネリスト>
チャック・ライトナー (Charles Leitner)
RREEF(リーフ)オルタナティブ・インベストメンツ
マネージング・ダイレクター兼最高経営責任者

ドイツ銀行グループの不動産・インフラストラクチャー・プライベートエクイティ事業部門であるRREEF(リーフ)の最高経営責任者。1996年RREEF社に入社、同年パートナーとなる。2001年不動産事業における米国責任者、2004年不動産及びインフラストラクチャー事業のグローバル責任者となる。2006年には、ドイチェ・アセット・マネジメントがRREEFブランドで行うオルタナティブ事業全般のグローバル責任者となる。現在RREEFのニューヨーク拠点に在籍し、ドイチェ・アセット・マネジメントの経営メンバーにもなっている。RREEF社入社前は全米教職員年金・保険基金(TIFF-CREF)やGEキャピタルなどで不動産ファイナンスに従事していた。現在、米年金不動産協会(PREA)や、非営利法人で米国の都市開発シンクタンクであるULIなどの機関でも理事を務める。米ペンシルベニア大卒(都市工学専攻)。


<パネリスト>
ジュリ・ピル (Juri Pill)
オックスフォード・プロパティーズ・グループ
リサーチ部門 シニア・バイス・プレジデント

カナダ・トロントを本拠とする不動産会社オックスフォード・プロパティーズ・グループのリサーチ部門 シニア・バイス・プレジデント。同社は170億ドルの資産を運用しており、OMERS(オンタリオ州公務員退職年金基金)の100%子会社。OMERSは、500億ドルの資産を保有し、そのうち70億ドルを不動産に配分している。

オックスフォード在籍以前は、OMERSの関係会社であるカナダのオルタナティブ資産運用会社ボレアリス・キャピタルのインフラストラクチャー部門シニア・バイス・プレジデント(在籍時の運用資産額は91億ドル)。その他、トロント市街地区域のエネルギー供給会社エンウェーブ・ディストリクト・エナジー・リミテッドのプレジデント兼CEOや、20年間にわたるトロント交通局高官などの経歴を持つ。

彼はまたプロフェッショナル・エンジニアでもあり、マギル大学にて機械工学(機械科学専攻)を修め、制御工学の修士号を取得。また、ケース・ウェスタン・リザーブ大学にて組織科学の博士号を取得している。


<モデレーター>
ジャック・ゴードン (Jacques N. Gordon)
米国年金不動産投資協会 リサーチコミッティー委員
(ラサール インベストメント マネージメント
投資戦略・リサーチ部門 グローバル ストラテジスト)

30ヵ国150都市圏の資本市場、地域経済及び不動産市場の分析を行う22名のメンバーからなる投資戦略・リサーチ部門の最高責任者。ラサールの「ISA不動産投資戦略」の主要執筆者であり編集責任者。ラサールの経営委員会及び投資委員会のメンバー(アジア地域、北太平洋地域担当)。世界230の市場分析を指揮するジョーンズ ラング ラサールのグローバル・リサーチ委員会の委員長。ラサールの多くの顧客の戦略責任者を経験。ラサール入社以前は、ベアリング投資顧問及び不動産リサーチ会社にてリサーチの責任者を歴任。
現在、IRES(国際不動産学会)の委員会と3つの定期刊行誌の編集委員会のメンバー。PREAにおいては、長年にわたりリサーチコミッティーに所属し、過去には委員長として活躍。2000年には、機関投資家の不動産投資に関するリサーチと戦略立案に関する貢献が称えられ、PREAのGraaskamp Awardを受賞。
マサチューセッツ工科大学にて博士号、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスにて修士号、ペンシルバニア大学にて学士号を取得。AFIRE(米不動産外国人投資家協会)、ULI(アーバンランド研究所)、NCREIF(全米不動産投資受託者協会)、NAREIT(全米不動産投資信託協会)の会員。


<パネリスト>
ジェームズ・クイル (James Quille)
MGPA 会長兼CEO

MGPA会長兼CEOとして、香港オフィスに拠点を置き、同社の戦略的経営・管理をグローバルに指揮する。また、同社ファンドの管理を行う。

不動産業界で33年以上の実務経験を持ち、この22年間はアジア、ヨーロッパ、米国、オーストラリア、南米の上場及び私募不動産ファンドのマネジメントに直接携わる。MGPA創設以前は、レンドリース・グループにて不動産投資のディレクターを務める。

2004年2月には、レンド・リース・コーポレーションのグローバル・プロパティ・ファンド部門をマネジメント・バイアウトし、オクター・キャピタル・パートナーズ創設。続いて2004年7月には、オクター・キャピタル・パートナーズとマッコーリーグループとのジョイントベンチャー組成に関わり、MGPAを創設。


<パネリスト>
オーエン・トーマス (Owen D. Thomas)
モルガン・スタンレー・アジア CEO
モルガン・スタンレー・リアルエステート・インベスティング 会長兼CEO

1987年モルガン・スタンレー入社、投資銀行部門不動産グループ所属。20年以上の投資業務経験を持つ。1994年より同社の不動産投資事業のマネジメントに従事し、1995年にマネージング・ディレクターに就任。2000年には、モルガン・スタンレー・リアルエステートのヘッドに就任し、一流のグローバル不動産金融サービスへと成長させた。

2005年から2008年2月まで、モルガン・スタンレーのグローバル・アセット・マネジメント部門であり、世界最大のアクティブ・アセット・マネジメント会社の一つであるMSIMのプレジデントを務め、MSIMの投資能力および運用資産を飛躍的に拡大。2008年2月、モルガン・スタンレー・アジアのCEOに就任し、ニューヨークから香港へ拠点を移す。また最近ではモルガン・スタンレー・リアルエステート・インベスティングの会長兼CEOに就任。

ヤング・プレジデント・オーガニゼーション香港支部会員、ウッドベリー・フォレスト・スクール役員(アジア駐在中は休止)、米国年金不動産投資協会(PREA)元理事長。バージニア大学にて理学士号を、またハーバード・ビジネス・スクールにてMBAを取得。


<パネリスト>
冨川 秀二
三井不動産株式会社 不動産ソリューションサービス本部
法人ソリューション部長

昭和58年慶應義塾大学経済学部卒業。同年三井不動産株式会社に入社。昭和63年ハーバード大学大学院ビジネススクール卒業後、平成元年より6年間三井不動産ニューヨークにバイスプレジデントとして出向し、東海岸の資産のアセットマネージメントを担当する。平成9年10月、三井不動産投資顧問設立とともに法人営業部長となり、平成10年4月に取締役、平成16年4月に常務取締役に就任。平成19年4月から現職である三井不動産株式会社不動産ソリューションサービス本部法人ソリューション部長。平成10年から平成19年まで慶應義塾大学経済学部にて非常勤講師も務める。平成18年から英・ケンブリッジ大学土地経済学部・ファイナンス諮問委員会委員。


<パネリスト>
稲田 史夫
東京建物株式会社 投資事業開発部長

1998年1月より、東京建物(株)投資事業開発部にて同社の証券化業務および国際的な投資家リレーションの構築に従事してきた。2005年4月より現職。

1983年慶応大学卒、東京建物(株)入社。入社後数年間、東京本社及び大阪支店にて不動産法人仲介業務に従事した後、1990年に国際事業部に配属、その後1年間トレーニーとしてNYに駐在し、同社における米国での不動産投資の推進を担当した。

1992年4月に企画部に異動。バブル経済崩壊後の同社のリストラクチャリング業務を推進する。1997年に来るべき不動産市場の国際化を見据えた新しい事業部門立ち上げの企画が採用され、1998年1月に投資事業開発部が新設された。

また、2009年9月にARES内の国際委員会の委員長に任命されている。

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