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1990年代後半以降の不動産証券化の普及や不動産投資市場の拡大に伴い、不動産の金融商品化が大きく進展しました。その結果、より多くの投資家が不動産からの収益を獲得できる環境が整備されつつある一方、不動産投資について投資家に対する情報開示が一層求められています。 このような状況下、注目されているのが不動産投資インデックスです。不動産投資インデックスとは、実物不動産の投資収益についての指標であり、不動産市場の動向の把握や実物不動産投資のパフォーマンス評価への活用が期待されています。 2006年4月に社団法人不動産証券化協会が公表を開始した「ARES J-REIT Property Index」は、日本で開発された不動産投資インデックスです。このインデックスは、J-REIT(不動産投資信託)が保有する物件のデータを用いて算出した不動産投資インデックスです。世界的に有名な米国の不動産投資インデックス算出機関であるNCREIF(全米不動産投資受託者協会)が公表する不動産投資インデックス(NCREIF Property Index)の算式に準拠している点がその最大の特徴だといえます。また、社団法人不動産証券化協会のホームページ上で「ARES J-REIT Property Index」の算出に用いた個別物件データを抽出・検索できるサービス「ARES J-REIT Property Database」も合わせて提供されており、ユーザーの皆様が不動産データを用いたインデックスの作成やデータ分析を行いやすい環境が整備されています。 本セミナーでは、このような最近の動向を踏まえ、不動産投資インデックスや不動産データの実際の活用事例を紹介するとともに、不動産投資インデックスの意味や将来の展望についてアカデミックな視点も踏まえた検討を加えたいと考えております。 皆様のご参加をお待ち申し上げます。 日本不動産金融工学学会 社団法人不動産証券化協会
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