第144回実務研修会 ASBJにおける会計基準開発と国際会計基準（IFRS）を巡る最近の動向
－「特別目的会社の連結範囲等に関する検討の中間取りまとめ」など－

本実務研修会では、企業会計基準委員会（ASBJ）の新井武広副委員長を講師としてお迎えし、2013年3月にASBJから「特別目的会社の連結範囲等に関する検討の中間取りまとめ」が公表されたことを踏まえ、ASBJにおける会計基準開発の状況についてご解説頂きます。

上述の中間取りまとめは、今後の連結範囲に関する検討に資するよう、公表されたものであります。具体的には、特別目的会社の連結範囲として、仮にIFRS第10号「連結財務諸表」の支配や代理人の考え方を取り入れた場合に生じる論点について、設例を用いながら検討状況が示されています。あわせて、資産の流動化に関する会計基準等の見直しなど、特別目的会社の連結範囲に関連する論点についても検討状況が示されています。
　　また、2013年1月にASBJから公表された企業結合に関する会計基準等の公開草案では、少数株主持分（非支配株主持分）の取扱い、取得関連費用、暫定的な会計処理について改正が提案されており、その中では連結損益計算書における当期純利益などの表示科目の変更案も盛り込まれています。
　　当日は、これらの点を中心に、ASBJの最近の取組みについてご解説頂きます。

上記に加えて、IFRSを巡る動向として、日本や米国におけるIFRS導入に関する動向及び国際会計基準審議会（IASB）における会計基準開発の動向についてご解説頂きます。IASBでは、2012年10月に、連結の例外規定として投資企業に関する会計基準を公表しています。また、リース、収益認識といったプロジェクトについて、基準化に向けて検討が行われています。これら投資企業の会計基準やリース、収益認識などの検討の最新状況についてご解説頂きます。

多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

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