第2回「ARES年金フォーラム」のご案内
概 要
日 時 平成18年11月9日(木)13:30〜17:00(受付開始13:00)
会 場 全日通霞が関ビル 8階 大ホール
(千代田区霞が関3-3-3)  TEL:03-3581-2261

レセプション会場
霞が関東京會舘 霞が関ビル 35F ゴールドスタールーム
(千代田区霞が関3-2-5)   TEL:03-3581-9161

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参加費 年金の方は無料
主 催 社団法人 不動産証券化協会
後 援 企業年金連合会
協 力 米国年金不動産協会(PREA)/米国不動産投資受託者協議会(NCREIF)
主催者からのご挨拶

拝啓 初秋の候、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。

社団法人不動産証券化協会(ARES)では、第2回年金フォーラムを、来る11月9日(木)に開催いたします。昨年の年金フォーラムでは、『年金基金から信頼される不動産投資市場を創造する』をテーマに掲げ、ご参加いただきました多数の年金の皆様より貴重なご意見を賜りました。

今回は、これらのご意見を参考に、『年金の運用スタイルに応じた不動産投資の課題』をメインテーマに掲げ、投資対象資産や投資規模など年金によって異なる様々な運用スタイルに応じた不動産投資のあり方に関して、投資事例のご紹介や不動産投資に関する問題点・解決策について議論を行っていきたいと考えております。

基調講演では、国内の年金の資産運用における第一人者である企業年金連合会参与の山口登氏をお招きし、「年金にとって不動産投資とは」をテーマに、年金における不動産投資の位置付けなどについて、ご講演いただきます。

さらに、米国最大手の不動産専門年金コンサルタントであるタウンゼンドグループ創始者であり、米国年金不動産協会(PREA)の理事を歴任されたテリー・アハーン氏をお招きし、「米国の年金不動産投資の動向とその戦略・評価」をテーマにご講演いただきます。米国の年金不動産投資市場では、専門コンサルタントが不可欠な存在であり、不動産アドバイザリーサービスに関する先進的な米国の取り組みについて、ご紹介いただきます。

座談会には、テリー・アハーン氏に加え、国内年金の資産運用に携わっておられる第一人者や年金の不動産運用に造詣の深い実務家にご参加いただき、これからの年金の不動産投資のあり方について、会場参加者も交え、自由に議論を行っていただきます。

皆様には万障お繰り合わせのうえ、ご参加賜りますようお願い申し上げます。



社団法人 不動産証券化協会
理事長 岩沙 弘道
プログラム
13:00 受付開始(全日通霞が関ビル 8F 大ホール)
13:30 開演
  主催者挨拶
岩沙 弘道   社団法人 不動産証券化協会 理事長
基調講演
「年金にとって不動産投資とは」
山口 登   企業年金連合会参与 
国内報告
佐藤 久恵  日産自動車株式会社 財務部主管チーフインベストメントオフィサー
荒川 三郎  東京建築設計厚生年金基金 常務理事
海外講演
「米国の年金不動産投資の動向とその戦略・評価」
テリー・アハーン タウンゼンドグループ CEO (PREA 前理事) 
15:40 休憩
16:00〜 座談会
 
「今後の年金の不動産投資への期待と課題」
●モデレーター(敬称略)
山口 登   企業年金連合会参与
パネリスト(順不同、敬称略)
テリー・アハーン タウンゼンドグループ CEO
佐藤 久恵  日産自動車株式会社 財務部主管 チーフインベストメントオフィサー
荒川 三郎  東京建築設計厚生年金基金 常務理事       
井戸 照喜  住友信託銀行 年金運用部 企画コンサルグループ グループ長
17:30〜 レセプション(霞が関東京會舘 35F ゴールドスタールーム)
※講演内容や講演者は、やむを得ない事情により、予告なく変更になる場合がございます。
講演者プロフィール
テリー・アハーン
タウンゼンドグループ CEO PREA前理事

クリーブランド州立大学にて法学博士の学位を取得。不動産投資銀行業務、弁護士活動を経て、1984年に主要な機関投資家の不動産コンサルティング会社であるタウンゼンドを共同設立し、最高経営責任者に就任し、投資委員会委員となる。
年金不動産協会(PREA)、全国不動産投資信託協会(NAREIT)、および全国不動産マネージャー協会(NAREIM)などの業界団体での講演、寄稿多数。訴訟における年金基金を代表した専門家として、米国労働省、米国住宅・都市開発省、および米国証券取引委員会の支援と証言を提供。
その他の公職としては、PREA、NAREITの理事、Institutional Real Estate Securities誌やThe Institutional Real Estate Letter誌の編集委員を歴任。現在、PREA、不動産投資受託者協議会(NCREIF)、the World Presidents' Organizationのメンバーであり、Developers Diversified Realtyの理事かつ監査委員会委員長をつとめている。
山口 登
企業年金連合会参与

1966年東京外国語大学卒業、株式会社日本交通公社入社、ロンドン、ニューヨーク11年3ヶ月勤務の後、本社部長などを経て、1997年日本交通公社厚生年金基金常務理事・運用執行理事、2002同基金副理事長。
2005年10月企業年金連合会参与就任、同11月コロンビア・ビジネス・スクール日本経済経営研究所国際諮問委員就任、2006年1月メリルリンチ・インベストメント・マネジャーズ株式会社(現 ブラックロック・ジャパン株式会社)顧問就任現在に至る。
この間、「企業年金連絡協議会」会長〔2002年―2005年〕、厚生年金基金連合会東京地方協議会会会長基金〔2002年―2005年〕、「企業年金連合会」の「制度改善委員会、資産運用委員会、企業年金連合会検討委員会、同準備委員会、総合企画委員会」など主要委員会の委員長・座長を歴任。
著書に 「企業年金マネジメントの考え方と実務」、「実務家が答える 年金基金資産運用相談室」がある。
不動産関係のセミナーでは、2004年コロンビア大学と企業年金連合会共催「日米年金代替投資カンファレンス」2005年第一回ARES年金フォーラムにてモデレーター。
佐藤 久恵
日産自動車株式会社 財務部主管 チーフインベストメントオフィサー

日産自動車株式会社財務部にて、グローバルCIO(チーフインベストメントオフィサー)として、同社およびグループ会社の国内外の年金運用を担当。それ以前はAIG投信投資顧問株式会社において年金スポンサー向けのマーケティング業務に従事。AIG投信投資顧問入社以前は、ワトソンワイアット株式会社にて、資産運用コンサルタントとして国内年金スポンサー(多国籍企業の日本法人を含む)向けの資産運用コンサルティングに従事。 国際基督教大学教養学部卒業
荒川 三郎
東京建築設計厚生年金基金 常務理事

1993年武蔵野社会保険事務所長を退職後、東京建築設計厚生年金基金 常務理事・運用執行理事に就任。
資産運用経験13年。2002年に不動産証券化商品(SPC)が収益還元法による評価である事に着目し、債券運用の代替商品としての不動産投資について、国内債券が今後高い収益率を期待できないことから、その一部をシフトするものとした。
構成比は、不動産証券化商品の歴史が浅い事や流動性の低さを勘案し5%にとどめるか、国内債券比で魅力度が高いものと考え9%までとするかの検討の上決定した。
不動産運用に関しては、不動産を資産運用の1アセットと位置付けて、デットとエクイティ−の分散・用途、地域の分散・償還期限の分散等を考慮して不動産ポ−トフォリォの構築を計った。
この間、企業年金連合会において 理事・評議員・資産運用委員会委員を歴任。現在、企業年金連合会東京地方協議会会長
井戸 照喜
住友信託銀行(株) 年金運用部 企画コンサルグループ グループ長

1986年東京大学大学院工学系研究科(原子力工学専攻)修了後、住友信託銀行(株)に入社。年金信託部で年金数理人として企業年金制度の制度設計・年金ALM等に従事。その後、6年間にわたり、投資マネージ部門においてオルタナティブ商品の開発、アウトソース商品のデューデリジェンス等に従事した後、2006年6月から現職。年金数理人、日本アクチュアリー会正会員、日本証券アナリスト協会検定会員。
1997年〜1999年にわたり、(社)日本年金数理人会・実務基準委員会に所属し、1998年〜1999年の間、同委員会・第2小委員会の委員長。2005年〜2006年のリスク管理フォーラム(オルタナティブ投資セッション:ヘッジファンド投資、不動産投資)に参加。2002年4月から早稲田大学商学研究科非常勤講師。
論文・著書等としては「年金債務と資産配分について」(1994年:日本アクチュアリー会会報)、「年金制度改正等に対応する年金ALMについて」(2000年:日本証券アナリスト協会)、「厚生年金基金 財政運営基準の解説」(1999年 (社)日本年金数理人会、共著)、「年金数理概論(日本年金数理人会 編)」(2003年:朝倉書店、共著)がある。

米国年金不動産協会
(Pension Real Estate Association:PREA)

非課税の年金基金・寄付基金により設立された不動産投資のための非営利組織。年金の不動産投資に関する対話および会員向けの情報交換の場として機能するほか、リサーチ機能、教育活動を行う。

米国不動産投資受託者協議会 (National Council of Real Estate Investment Fiduciaries:NCREIF)

米国における非営利の受託者(運用機関)及び年金スポンサーの協議会。実物不動産インデックス作成および受託不動産の情報データバンクとして機能。情報開示スタンダード作成や、近年はファンドインデックスも発表。

問い合わせ先: (社)不動産証券化協会 担当/水登・石川・武智
TEL:03-3505-8001
e-mail:forum2006@ares.or.jp