Ｊリート市場は、2007年の米国サブ･プライムローン問題顕在化以降長期に亘って調整していましたが、東証Ｊリート指数は昨年初来顕著な回復を見せており、本年に入ってリーマン･ショック以前の水準にまで戻ってきました。そうした中で、昨年4月に4年半ぶりに新規上場が再開され、本年7月までに新たに８銘柄が上場する等、新規上場が活発化しています。

一方、東京証券取引所においては、新たな商品プラットフォーム作りの一つとして上場インフラ市場の創設を掲げており、昨年9月に「上場インフラ市場研究会」を設置し、制度整備の方向性や諸課題の検討を行なってきました。その検討結果を踏まえて、本年5月に「上場インフラ市場研究会報告 －我が国における上場インフラ市場の創設に向けて－」が公表されました。

本セミナーでは、Ｊリートの新規上場の促進及び上場インフラ市場創設の一助となることを企図して、Ｊリートの上場審査及び上場時公募増資の実務上のポイントを上場審査担当者及び引受証券会社から解説するとともに、最近の新規上場Ｊリートの運用会社から実務体験に基づいたお話しをいただきます。また、「上場インフラ市場研究会報告」の要点に関して、東京証券取引所よりご説明いたします。 今後、不動産投資法人あるいはインフラ・ファンドの組成・上場にご興味をお持ちの事業会社の皆様のご参加をお待ちしております。