概 要

日 時 2016年3月29日(火)13:00〜17:00(受付開始 12:30 受付終了 14:30)
会 場 海運クラブ 2Fホール
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-4 海運ビル
交通アクセス 東京メトロ 半蔵門線・有楽町線・南北線「永田町」4、5番出口より徒歩1分
東京メトロ 銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」D(弁慶橋)出口より徒歩5分
<アクセスに関する詳細は以下をご覧ください>
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定 員 300名
参加費 無料
主 催 日本不動産金融工学学会(JAREFE)、一般社団法人不動産証券化協会(ARES)
協 力 全米不動産投資受託者協会(NCREIF)
お申し込み
当セミナーは、応募者多数のため、申込を締め切りました。
キャンセル待ちをご希望の方は、下記までE-mailにてご連絡下さい。
参加可能となった場合、ご返信申し上げます。

JAREFE・ARES不動産投資インデックスセミナー事務局
index-seminar@ares.or.jp

本セミナーは、不動産証券化協会認定マスターの継続教育に指定いたします。
マスター継続教育ポイント:10ポイント(大幅な遅刻・早退をされた場合、ポイントの加算ができない場合があります。)

<ポイント加算に関するご注意>

不動産証券化協会認定マスター・アソシエイトの方は、出席管理カードを当日忘れずにご持参いただき、専用の機器で必ず受付時間内に出席チェックをお受けください。当日会場でのチェックをお忘れになった場合、後日お申し出いただいてもポイントの加算はできませんので、ご注意ください。

お申し込みに当たって

お申し込み方法

  • ・インターネットからのお申し込みのみの受付とさせていただきます。
  • ・会場の都合により、定員300名様とさせていただきます。
  • ・応募者多数の場合、申込受付を終了させていただく場合があります。

主催者挨拶

 世界の大手年金基金や海外政府が投資するソブリン・ウェルスファンド(SWF)は、伝統資産である株式・債券のみならず、不動産やプライベートエクイティといった非伝統資産へも分散投資にも取り組んでおり、日本においても、SWFによる不動産投資は徐々に拡大しています。一方、日本の年金基金の不動産への資産配分比率は平均で1%から2%程度であり、世界的に見て低水準にあります。

 不動産への分散投資には、不動産からの安定したインカム収益の獲得や分散投資によるリスク低減効果が期待できることから、日本の機関投資家等が不動産投資をより円滑に行える環境を整備し、機関投資家等による不動産への資産配分を高めることが、資産運用の効率化や不動産投資市場の安定化につながるものと見込まれます。そのため、本セミナーで取り上げる不動産投資インデックスや関連する情報インフラの整備・拡充は、日本の不動産投資市場の健全な発展にとっての一つの重要な課題だといえます。

 本年2月末には、不動産証券化協会の投資インデックスAJPI(ARES Japan Property Index)及びAJFI(ARES Japan Fund Index)が本格稼働へ移行し、その一環として私募REITインデックス(AJFI-Open End Core Unlisted REITs; AJFI-OURs)等の新規プロダクトが公表される運びとなりました。AJPI・AJFIの本格稼働に伴うプロダクト拡充が、より広範な投資家層による不動産への長期・安定投資を促進し、日本の不動産投資市場の更なる発展の一助となることが期待されます。

 市場インフラとして今回で第10回目を迎える本セミナーでは、学術的観点や実務的な観点による国内外の不動産投資インデックスに関わるトピックスや、日本における不動産関連指標の現状と展望等について最新の状況をお伝えする予定です。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

日本不動産金融工学学会
一般社団法人不動産証券化協会

プログラム(敬称略)

13:00

ARESの不動産投資インデックスAJPI・AJFIの概要と展望
〜本格稼働(私募REITインデックスAJFI-OURs公表開始等)の概要と今後の展開等について〜

一般社団法人不動産証券化協会 ARES  調査部 上席研究員 澤田 考士

13:40

不動産投資インデックスの意義と活用方法

ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社
不動産投資運用部 アジア太平洋リサーチ&ストラテジーヘッド ディレクター 小夫 孝一郎

14:20

(仮題)不動産インデックスを巡る最近の動向

日本不動産金融工学学会 会長
早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授 川口 有一郎

休 憩

15:35

年金ゲートキーパーから見た不動産投資インデックスへの期待

みずほ信託銀行株式会社 投資プロダクツ開発部 戦略開発チーム
参事役 小川 剛宏

16:15

国内外の年金基金による不動産投資の実態と不動産投資インデックス

野村證券株式会社 フィデューシャリー・サービス研究センター
フィデューシャリー・マネジメント部
シニアコンサルタント 西迫 伸一

(注)プログラム内容は、予告なく変更される可能性がありますので予めご了承下さい。

講演者プロフィール(講演順、敬称略)

澤田 考士(さわだ こうじ)
一般社団法人不動産証券化協会 調査部 上席研究員

一橋大学商学部商学科卒業、同大学大学院国際企業戦略研究科金融戦略コース修了(MBA in FINANCE)。2003年より不動産証券化協会にて勤務し、調査・研究活動に従事。不動産証券化市場に関する調査、不動産証券化ハンドブックの編集、米国NCREIF方式による日本の不動産投資インデックスAJPIの開発などを担当。2008年7月より現職。不動産証券化協会認定マスター資格者、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。
主論文:J-REIT 収益率へのスポンサー企業の影響 〜イベントスタディによる分析〜
(一橋大学大学院大橋和彦教授等と共著「J-REIT 商品特性研究会」成果論文 2012年1月)

小夫 孝一郎(おぶ こういちろう)
ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社
不動産投資運用部 アジア太平洋リサーチ&ストラテジーヘッド ディレクター

東大経済学部卒。95年4月、住友銀行(現三井住友銀行)入行。01年より同行ロンドン駐在にて欧州不動産・テレコムセクターを担当。06年より企業調査部(東京)にて建設・不動産チームのグループ長。07年よりドイツ証券不動産投資銀行部に所属。13年よりアジア太平洋リサーチ&ストラテジー・ヘッド。15年よりドイチェ・アセット・マネジメント株式会社所属。
国内外の業界セミナー、官庁、証券取引所、大学院などでも講演・講義多数。

川口 有一郎(かわぐち ゆういちろう)
日本不動産金融工学学会 会長
早稲田大学大学院ファイナンス研究科 教授

早稲田大学大学院ファイナンス研究科長・ファイナンス研究センター所長
日本不動産金融工学学会会長、早稲田大学国際不動産研究所所長、早稲田大学ファイナンス総合研究所所長、アジア不動産学会(AsRES)前会長。不動産証券化協会「教育・資格制度委員会」委員、「資格教育小委員会」委員長、「継続教育小委員会」委員長。2005年6月より不動産投資短観調査を実施。
主な著書に「不動産エコノミクス」(清文社)、「リアルオプションの思考と技術」(ダイヤモンド社)、「不動産金融工学」(清文社)、「不動産マーケットの明日を読む」(日経BP社)、監訳書に「不動産投資ゲーム」(日経BP社)など多数。

小川 剛宏(おがわ たけひろ)
みずほ信託銀行株式会社
投資プロダクツ開発部 戦略開発チーム 参事役

1986年横浜国立大学経済学部卒業、安田信託銀行(現みずほ信託銀行)入行。資本市場部、コンサルティング部などを経て、1997年より運用ユニットに在席し、主に企業年金の資金による不動産投資に携わる。市場草創期からJ-REITに注目し、2003年から年金資金でのJ-REIT運用を開始。2004年にグローバルREITファンド、2009年にフルエクイティ型私募ファンドを立ち上げるなど年金向け不動産運用商品の開発を手がけ、近年は私募REITに注目。効率的な不動産投資の方法を探求するとともに、不動産投資市場の健全な発展に向けての意見提言を行っている。

西迫 伸一(にしさこ しんいち)
野村證券株式会社 フィデューシャリー・サービス研究センター フィデューシャリー・マネジメント部  シニアコンサルタント

1984年石川島播磨重工業株式会社(現IHI)入社。1990年野村證券に入社。株式定量分析業務に従事。1999年より年金福祉事業団(現:年金積立金管理運用独立行政法人)の調査研究機関である年金資金運用研究センター出向。2001年野村證券に復帰後、年金コンサルティング業務に従事。公的年金コンサルティング、及び低流動性資産の投資分析業務を担当。