約4年間という翻訳期間を経て、本年12月1日、デビッド・ゲルトナー、ノーマン・G
・ミラー共著『不動産投資分析』(プログレス刊)の日本語版が刊行されました。
『不動産投資分析』は欧米の大学院・不動産コースで不動産投資分析のテキストとして高い評価を得ており、実務家のバイブルともなっている「Commercial Real Estate Analysis and Investment」の全訳です。
「本書は不動産投資における考え方、不動産市場の法則および不動産を分析するための都市経済学と金融経済学のツールを提供している研究書のようなテキストである。―(中略)―実質的に課税を回避する投資ビークルの存在、実物への投資、不動産の期間収益率、不動産のリスク分析、不動産評価といった不動産投資分析における重要な実務上の検討課題を金融経済学の枠組みの中でわかりやすくかつ巧みに説明している。読者は本書全体を通して、ファイナンスと不動産投資の基礎をそれぞれ学ぶことができるばかりでなく、両者の相互の関連性についての具体を学ぶことができるだろう」(監訳者はしがきより)
本実務研修会では『不動産投資分析』日本語版の監訳者である川口有一郎早稲田大学大学院教授に、本書で説明されている不動産とファイナンス理論の枠組みを用いて、世界および日本の不動産投資市場の現状(特に、キャップレートの決定理論、実物不動産とREITの双子の市場に関して)を読み解いていただきます。
皆様の参加をお待ちしております。
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