景気は穏やかに持ち直し、足元は底堅い動きが続きますが、所得・雇用環境改善の遅れから自律回復の動きは弱く、欧州動向、株安・円高などから企業の先行き不安は解消していません。そのような中、ファンド・ブームの反動で大きく落ち込んでいた不動産市場にも底入れの兆しがみられるものの、いまだ本格的な回復からはほど遠い状況にあります。
本実務研修会では、「不動産市場の現状と展望」と題し、日本経済の現状など不動産市場のファンダメンタルズの動きを踏まえ、オフィス市場に代表される賃貸不動産市場動向を中心に、不動産投資や証券化の市場動向も概観しつつ、中長期的な視点から今後の市場の行方を展望します。
講師は、平成22年度マスター養成講座テキストで「不動産市場の実際」の執筆を担当しているニッセイ基礎研究所 松村上席主任研究員で、幅広い観点から最新の不動産市場動向を解説していただきます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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