米国住宅マーケットの減速が大きく報じられていますが、商業用不動産マーケットは「崩壊シナリオ」を回避し、まだら模様ながら回復基調を維持しています。枯渇したデットキャピタルも戻っており、2010年上半期は全米で売買取引が増加しました。優良マーケットであるマンハッタンミッドタウン、ワシントンDC等では優良物件の価格目線は切り上がっています。米国経済が再びリセッションに陥るリスクは、一時よりは高まったものの、現在のところ低いと言われています。米国経済は拡大基調を維持したとしても、当面は安定成長となるでしょう。 不動産不良債権問題も完全には片付いていません。雇用マーケットと個人消費、住宅マーケット、スペース需給、不動産キャピタル等、複数の異なる方向感が交錯しており、マーケットは読みづらい状況です。
本実務研修会では、大竹グローバルキャピタル社長の大竹正史氏を講師にお迎えし、昨年に引き続きマンハッタンを具体例としてリーシングマーケット、売買事例といったマーケットトレンドをご説明いただきます。本年は上記に加え、マーケットプレーヤーに対するインタビュー(※)もご紹介いただきます。米国不動産プレーヤーのマーケット感、グローバル投資家の米国マーケットに対する見方を紹介しながら、米国マーケットの見込みについて皆様の参考になる情報をご提供できればと思っております。
皆様のご参加をお待ちしております。
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