現在、国際会計基準(IFRS)は、企業の国際的な活動を背景に世界の多くの国において導入されており、日本においても会計基準のコンバージェンスが進められています。
また、2009年6月30日には、金融庁の企業会計審議会より、「我が国における国際会計基準の取扱いに関する意見書(中間報告)」が公表され、日本におけるIFRSの任意適用については、2010年3月期より一定の上場企業の連結財務諸表に認めることが適当とし、将来的な強制適用の是非については2012年を目途に判断し、その場合、2015年又は2016年に適用開始とすることなどが示されるなど、IFRSのアドプション(採用)についても検討が進められています。その後、必要な法改正が行われ、一定の上場企業について、2010年3月期からIFRSによる連結財務諸表の作成が可能となっています。
本実務研修会では、以上のように今後のビジネスに大きな影響を与えるIFRSについて、国際会計基準審議会(IASB)の山田辰己理事をお迎えし、財務諸表の表示、収益認識、リース、連結などのプロジェクトの最近の動向についてご説明頂きます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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