拝啓　秋冷の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

社団法人不動産証券化協会（ARES）では、来る11月22日(木)に「ARES年金フォーラム」を開催いたします。また、同日、「ARES年金フォーラム」に引き続きまして、日本不動産金融工学学会（JAREFE）との共催により、「不動産投資インデックスセミナー」を開催いたします。

「ARES年金フォーラム」は、今回が第3回となります。一昨年、昨年と、不動産をひとつのアセットクラスとして幅広く認知していただくための要件や、投資対象資産や投資規模といった年金によって異なる様々な運用スタイルに応じた不動産投資のあり方に関し、ご参加頂いた皆様からもご意見を頂戴しながら議論をさせていただいて参りました。

今回は、未だ広く浸透しているとはいえないものの、リートやプライベート・ファンドといった不動産証券化商品を通じた年金の不動産投資が徐々に拡大しつつある状況を踏まえ、インフラとしての不動産投資関連情報のあり方を中心に欧米の状況と日本の状況を概観しながら、年金が不動産投資を行っていく上における問題点や解決策について議論を行って参りたいと考えております。

「不動産投資インデックスセミナー」は、本年３月に初めて開催をさせていただきました。今回は第2回の開催となります。

昨今の不動産証券化の普及に伴い、不動産の金融商品化が進展した結果、従来よりも幅広い投資家が不動産からの収益を獲得できる環境が整備されつつある一方で、投資家層の拡大により、情報開示がより一層求められる状況が生じております。

不動産投資情報の充実が要請される状況において、実物不動産の投資収益についての指標として注目が高まっている不動産投資インデックスについて、その意味、活用方法や範囲の拡大を含めた将来展望について、実務家とアカデミック双方の視点で検討を行って参りたいと考えております。

皆様方におかれましては、万障お繰り合わせの上、「ARES年金フォーラム」及び「不動産投資インデックスセミナー」にご参加を賜りますようお願い申し上げます。