企業不動産は総資産の2割から3割を占める極めて大きな経営資源でありながら、これまで経営管理や経営戦略の視点から総合的に考えるということがおろそかでした。

しかし、近年米国を中心に「Corporate Real Estate Management（CREM）」という表現によって企業不動産を効率的かつ戦略的に管理していこうという動きが始まっています。地価の高い日本の企業経営においても米国以上にCREMの視点が求められるはずです。

現在、当協会では、CREに関する研究活動の一環として、CREマネンジメントを実践している、あるいはCREマネジメントに関心のある一般事業法人の関係部門（経営企画、財務、管財など）の担当者の方々にお集まりいただき、CREマネジメントに関連する学識経験者の講義を聞くとともに、参加企業の問題意識や実情・問題点などについて情報交換を行っているところです。

このプログラムの一つとして、昨年12月3日には米国ジョージア州立大学のカレン・ギブラー准教授をお招きし、特別講演を開催いたしました。

今般、CRE特別講演の第2弾としまして、早稲田大学大学院ファイナンス研究科の川口有一郎教授にご講演をいただくことになりました。皆様のご参加をお待ちいたしております。